陰キャの渡瀬くんは私だけに甘く咬みつく
抱きしめた美夜の体も熱くなっているのが分かって、更に腕に力を込める。
そのまま、もう本当に耐えられなくなってベッドに押し倒そうと思ったときだった。
母さんの邪魔な呼び声があったのは。
……いや、美夜の誕生日にって言っておきながら今すぐ奪ってしまいそうになったのを止めてくれたから助かったと言えば助かったんだけどな。
「……それに」
その後のことも思い出してつい顔がにやけてしまう。
いつもと違う感じがしたのは美夜だって気づいただろう。
もしかしたら今回のことで怖くなってしまったかもしれない。
やっぱり抱かれるのは流石に嫌だと思ったかもしれない。
そんな不安から「練習、またするよな?」と聞いてみた。
でも美夜の返答は――。
『えと、うん。……また、ね』
照れながらそう言う姿がまた可愛くて胸がギュウッとなったし、何より受け入れてくれたことが嬉しかった。
ああ、ホントヤバイ。
「……好きすぎてヤバイわ……」
仰向けになって顔を覆う。
また練習をしようと言ったものの、今の状態を考えると練習で終われるか自信がない。
「……俺、美夜の誕生日まで我慢出来るかな?」
ホントに、自信がなかった。
そのまま、もう本当に耐えられなくなってベッドに押し倒そうと思ったときだった。
母さんの邪魔な呼び声があったのは。
……いや、美夜の誕生日にって言っておきながら今すぐ奪ってしまいそうになったのを止めてくれたから助かったと言えば助かったんだけどな。
「……それに」
その後のことも思い出してつい顔がにやけてしまう。
いつもと違う感じがしたのは美夜だって気づいただろう。
もしかしたら今回のことで怖くなってしまったかもしれない。
やっぱり抱かれるのは流石に嫌だと思ったかもしれない。
そんな不安から「練習、またするよな?」と聞いてみた。
でも美夜の返答は――。
『えと、うん。……また、ね』
照れながらそう言う姿がまた可愛くて胸がギュウッとなったし、何より受け入れてくれたことが嬉しかった。
ああ、ホントヤバイ。
「……好きすぎてヤバイわ……」
仰向けになって顔を覆う。
また練習をしようと言ったものの、今の状態を考えると練習で終われるか自信がない。
「……俺、美夜の誕生日まで我慢出来るかな?」
ホントに、自信がなかった。