闇夜ヨルの恐怖記録2
先生は隠された部屋の中にはいると、ダンボールを床に置いた。
その部屋は四方が壁に囲まれていて真っ暗だ。
目を細めてみてもなにも見えなかったが、異様な悪臭が立ち込めていることには気がついた。
クニヒコはその部屋に入ることができずに、手前の書斎から様子を伺う。
その時だった。
ミャーミャー。
暗闇の中からとても小さな鳴き声が聞こえてきて息を飲んだ。
ミャーミャー。
ミャーミャー。
途端に夢の中に出てきた猫たちのことを思い出して、胸が張り裂けてしまいそうになる。
「ヤバイ、クニヒコ! 先生が戻ってきたぞ!」
タカシに手をひかれて転がるようにして窓から庭へと脱出した。
その拍子にメガネが落ちて音を立てた。
「どうだった?」
電信柱まで戻ってきて、タカシが聞く。
クニヒコは大きく頷いて警察官へと視線を向けた。
そして今見てきた光景について、説明したのだった。
その部屋は四方が壁に囲まれていて真っ暗だ。
目を細めてみてもなにも見えなかったが、異様な悪臭が立ち込めていることには気がついた。
クニヒコはその部屋に入ることができずに、手前の書斎から様子を伺う。
その時だった。
ミャーミャー。
暗闇の中からとても小さな鳴き声が聞こえてきて息を飲んだ。
ミャーミャー。
ミャーミャー。
途端に夢の中に出てきた猫たちのことを思い出して、胸が張り裂けてしまいそうになる。
「ヤバイ、クニヒコ! 先生が戻ってきたぞ!」
タカシに手をひかれて転がるようにして窓から庭へと脱出した。
その拍子にメガネが落ちて音を立てた。
「どうだった?」
電信柱まで戻ってきて、タカシが聞く。
クニヒコは大きく頷いて警察官へと視線を向けた。
そして今見てきた光景について、説明したのだった。