俺がお前を夢の舞台へ
「よくそれで足りるね」


感心して見習おうという気持ちにもなるけど、食欲には勝てない。


ご飯を頬張ろうとお箸を運んだとき。


勇翔が蒼空に声をかけて二人で廊下に出る瞬間が目に入った。


私には無反応なのに、蒼空には話しかけるんだ。


なんか…ますますショックだな…。


どうして私のことを無視するんだろう。


私、何か悪いことしたかな…。


「あー、彩絢のお弁当見てたらお腹空いちゃう!唐揚げゲット~っ」


底抜けに明るい声と共に、茉優の口に吸い込まれていく唐揚げ。


「もーっ。唐揚げ楽しみにしてたのにぃ」


「へっへっへっ」


ケラケラ笑う茉優。


どれもこれも優しさなんだろうな…。


「へへへじゃないよっ。まったく。太っても知らないよ?」
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