俺がお前を夢の舞台へ
「蒼空…っ、やだよぉ…っ」


どこにも行かないで。


私を置いていなくならないで。


「ずっとずっと蒼空と一緒にいたいよ…っ」


もし蒼空がこのまま帰ってこなかったら…?


そんなのやだよ…っ。


「彩絢……」


すっかり静かになった廊下。


勇翔の温もりが私を包み込む。


「アイツは死なないって前も言ったろ?」


蒼空は死なない…?


「そんなの分かんないでしょ…っ!!人間はいつか死んじゃうんだよ…っ!」


蒼空はそれが早いのかもしれない。


皆の何倍も早くて、短い命なのかもしれない。


「蒼空のこと、信じろよ」


「信じたら蒼空は長生きするの!?しないじゃん…!!信じたって信じなくたって同じだよ…っ」


蒼空がいなくなるのが怖い。
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