隣の不器用王子のご飯係はじめました



言ってしまってから一気に後悔が押し寄せてきた。


私は前から一方的に遠坂くんのことを知っていたから、前から知り合いだったような気分になっていたけど、彼にとっては昨日初めてまともにしゃべった同級生だ。

せめてもう少し仲良くなってから振るべき話題だったかもしれない。



黙ってしまった遠坂くんの代わりに、レナさんがからかうように笑った。



「ひろは昔からよくモテるよね~。中学校では知らないけど、小学生の時なんかバレンタインのチョコ両手で抱えきれないほど持って帰ってきてたもん」



わあ、あのモテっぷりはそんなに前からだったんだ。

遠坂くんはレナさんのことをひと睨みしてからため息をついた。



「別に好きでもない人と付き合ってもしょうがないから。……というかそもそも……女子とどういうこと話せば良いとかわからないのに、付き合うとか無理」



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