ネトゲ女子は結婚生活を楽しみたい!
なぜか、私が殴った頬の他に数か所、殴られた痕があり、スーツも乱れている。
ポテチをもぐもぐさせ、スマホの画像を確認した。

うむ。完璧。
いい仕事をした。
もう片手にはゲームの無線コントローラーを握った私の怠惰(たいだ)な姿を見た直真さんはしばらく、固まっていた。

「おい。何してるんだ?」

「ゲームです」

「あんのクソジジイ!!早くくたばりやがれ!」

「どうしたんですか?まあ、落ち着いて」

ポテチの袋を差し出すと、それを冷ややかに直真さんが見下した。

「お前、俺のことを少しは考えていたのかと思えば、なにいつも通りにしているんだ?」

「なんだか、宮ノ入家がもてなしてくれて。つい」

「ずっとここにいたそうだな」

ぎくっとして、首を横に振った。

「そんなことないです!直真さんに会いたかったですよ!?」

「ほう」

刺すような視線がグサグサ突き刺さって痛い。

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