ネトゲ女子は結婚生活を楽しみたい!
ギリギリのところで止めて直真さんはわざと焦らしてくる。
私が欲しいというまで。
指もわざと触ってほしいところを触らずにいる。

「有里…言えよ」

「な、に……を?」

「俺が必要だって言え」

「必要ですよ―――だから、直真さん、私に下さい、全部」

心も体も。
全て。私に。

「お前は欲深いやつだ」

私が欲深くないわけがない。
そうじゃなきゃ、あなたの相棒なんか務まりませんよ。
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