僕が愛した歌姫
助っ人
目の前に写真を突きつけられた状態で、俺は冷や汗を流した。


ヒロシを誤魔化すことはできない。


そんなの俺が一番よくわかっていたから。


ヒロシからは、逃げられない。


俺は大きく空気を吸い込んだ。


「落ち着いて、きいてほしい事がある――」


今までの出来事を順序立てて説明できるかどうかは怪しかった。


多少話しが前後しても、ヒロシは黙って聞いてくれていた。


リナとの出会い。


あの時は、俺はこの出会いが奇跡だと思っていた。


そして、霧夜さんとの出会い。
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