互いに堕ちるその先に

彼に目を付けられるなんて。
情報屋としては致命的過ぎる。


敵では無いけど味方でも無い。


他のルートで探すしかないか。
そんな事を考えていたら。


「お客さん、着きましたよ。」

「ありがとうございます。
カードでお願いします。」


会計をし、
マンションに入る。
オートロックを解除し、
エレベーターのボタンを押した。
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