キラキラ星
卒業式までの約1ヶ月間、美香はモデルの仕事の合間にウチへ3回ほど遊びに来た。

ダサい洋服をたくさん持って来た。

「オイ、美香…コレは酷すぎじゃあない?」

「何言ってんのよ〜! 女子大生に光の事がバレたらどんなメギツネが寄ってくるかわからないから、我慢して!」

「でもさ〜、バイトは焼き鳥屋さんだし普通で行くからな。」

「バイト先には女の子はいない?」

「サラリーマンばっかだって大将は言ってた。」

「一度、私も変装していかなきゃ」

「まぁ一度来てみたらわかるから、来いよ」

「光〜、私って本当に執念深い女だって嫌いになる?」

「いいや、美香が必死になる程愛されてるって感じてるけど…」

真っ赤になった美香を光はぎゅーと抱きしめた。

「なぁ、美香…母さんたちが帰ってくるまでもっと仲良くしようか〜」

「えっ?」

光は美香にキスをしてベッドへ押し倒した。

「光…う〜ん… 恥ずかしいよ…」

「大丈夫だって〜 な? なかなか会えないし〜、美香…愛してる…」

「光、浮気しないでね…」

「しない…もう、黙って…」

2人は、久しぶりにお互いの温もりを確かめ合った。
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