キラキラ星
バイトに大学と忙しい俺だったが、3月の美月の法事を美香とウチの家族で法要をして俺は 大学2年になった。

知り合いの葬儀に出てからの蓮の様子がヘンだ…

時間をみて蓮から話を聞き出すと、なんと!
葬儀場でこのイケメンが一目惚れしたらしい。相手を聞くと女子高生?! だった。

その相手聞き出した時に蓮の家族や親が経営してる会社がサヤマだという事。

誰もが知っているサヤマ… 蓮は御曹司だった。

そして相手の女子高生は亡くなった元専務のお孫さんだと言う…

「蓮、じゃあすぐに告白して付き合うのか?」

「いいや…、田村のおじさんが亡くなったばかりだし、くるみちゃんはまだ高校生だし…」

「でもさ、誰かに取られるかも知れないぞ?」

「まぁ… でも結婚を考えてるから社会人になるまで待つつもりだし、ウチの爺ちゃんが協力してくれる事になったから…」

「そんなに気の遠くなるような話しなのか?」

「うん。くるみちゃんが最終的に俺の嫁さんになるのがいいと思ってるから…」

「何かお前さ、キャラが変わったな?」

「え? そうかぁ?」

「うん。糸が切れた凧だったようなヤツだったのに糸が繋がったというか…」

「まぁ、くるみちゃんと付き合う事が叶っても彼女が辛い目に会わないようにさ〜
どうでもいい女とは遊ぶのやめたんだわ。」

「は? あれだけ遊びまくってたお前がか?」

「うん。まぁ あと腐れがないような子とは遊ぶかも知れないけど、今までのような遊びはしない!」

「偉いぞ! 頑張れな蓮」

「ありがとう。頑張るけどその前に卒業や就活があるしな。」

「でもお前はサヤマに入社するんだろ?」

「いいや、5年間は他社で修行になるんだわ」

「ふ〜ん」

「その5年間で実績を出さないとサヤマには入社出来ないし経営に携れないと思う。
だからくるみちゃんの事は当分封印だわ」

「辛いな…俺には愚痴ってもいいからな!」

「ハハハ。わかったありがとう。」
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