キラキラ星
プロポーズ
その日の夜に蓮から栗原に告白したけど、返事は金曜日になったとメールがきた。

俺は【大丈夫!うまくいく!】と返信した。

「光、誰から?蓮くん?」

「そう。やっと告白したらしいんだけど、栗原の返事は今度の金曜日に聞くらしい」

「あ〜、ヤキモキする〜神様、どうか蓮くんの思いが成就しますように!」

光は美香の頭を撫でながら引き寄せてキスをした。

「蓮はきっと上手くいく」

うんと美香も頷き、俺に抱きついてきた。

「よし、明日はデートで映画でも観に行こう」

「うん。邦画にしても良い?フランス語と英語で日本語不足なのよ〜」

「OK! じゃあ寝るか」

「うん おやすみ〜」

電気を消してベッドに入ると帰国して疲れたのか美香はぐっすり眠った。

俺は美香がパリへ行っているうちに仕上がった婚約指輪を持って、明日プロポーズするつもりだ。
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