キラキラ星
美月はニコニコして、美香と手を繋いで歩いている。

俺は2人の後ろから付いていった。

「ねぇ、みかお姉ちゃん。合気道楽しい?痛くない?」

「うん。楽しいよ。ちょっと受け身の練習とかは痛い時もあるかな。」


「ウチのお兄ちゃんは、小学生からやってるから、強くてカッコイイんだよ」


「そうだね。師範の試験も合格したもんね」


「うん。学校でもね、お友達が美月のお兄ちゃんは王子様みたいでカッコイイって言われたんだ。」


「ぷぷッ 王子様かぁ」


「オイ、2人で今、俺の悪口言ってたろ?」

「わぁ、お兄ちゃん。違うよ。褒めてたの」

「王子様って美月ちゃんのお友達に言われてるらしいよ、光。」


「王子様?」

「うん。カッコイイねって言われたんだ。あ、道場閉まってるよ?」

「じゃあ、裏の玄関に回ろう。」

鈴木家のピンポンを押したが留守のようだった。

「エマ先生にお礼言いたかったけど…」

「美月、また今度にしよう。」

「うん。」

「美月、疲れてない?」

「まだ、大丈夫。」

「疲れたらお兄ちゃんがおんぶしてあげるからな。」

「うん。」


美香は、2人の会話を聞いて、
光は、思いやりのある優しい人だなと思った。
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