キラキラ星
婆ちゃんと美月との再会は
何だろう…霧のように霞んだ中から

婆ちゃんと美月が手を繋いでこちらへ歩いてきた

「あれ?婆ちゃん?美月?どうしたの…」

「お兄ちゃんおかえりなさい。」

「光。おかえり」

「え?俺はフランス行ってないよ?」

2人はふふふと笑ってる。

「お兄ちゃん、コッチだよ一緒に行こう」

「どこ行きんだよ」

「光、こっちに来るとわかるわよ」

「??」

それは不思議な感覚だった。

自分が病院のベッドで寝ている姿を空中から見ている

「お兄ちゃん…わかった?」

「俺、死んだのか?」

美月と婆ちゃんはゆっくりと頷いた。

「嘘だろ?……」

俺の周りには美香、母さん、蓮と栗原、廊下には会長…、秘書の川村くんがいた。

ベッドの俺に美香と母さんが泣きながらしがみついていた。
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