妊娠前提マリアージュ~強面の海運王の身ごもり妻、赤ちゃんの誕生日が二人の離婚予定日~
「俺の口から言ってやる…その子は正真正銘…凪良社長の子だ…」
「はい…」
――――お腹の子は本当に匡貴さんの子。
私は安堵し過ぎて涙が溢れた。
「ほら」
氷室社長は上着のポケットからハンカチを取り出して、私に渡した。
「ありがとう御座います…」
「・・・凪良社長は君が来るのを心待ちにしている…涙を拭いて行ってやれ」
私は氷室社長のハンカチで涙を拭いた。
「私の涙で汚れたハンカチは…洗ってお返ししますね…」
「別に捨ててもいいぞ…」
「いえ・・・それは…」
「まぁ~いい…ともかく行ってやれ」
氷室社長の言葉に背中を押された。
「君も凪良社長のコトを本気でスキなんだな…」
「でも・・・凪良社長は…」
「凪良社長だって…君のコトをスキだ…自分のコトよりも身重の君のコトばかり気にしている…傍から見れば…両片思い夫婦ってトコだな…」
「はい…」
――――お腹の子は本当に匡貴さんの子。
私は安堵し過ぎて涙が溢れた。
「ほら」
氷室社長は上着のポケットからハンカチを取り出して、私に渡した。
「ありがとう御座います…」
「・・・凪良社長は君が来るのを心待ちにしている…涙を拭いて行ってやれ」
私は氷室社長のハンカチで涙を拭いた。
「私の涙で汚れたハンカチは…洗ってお返ししますね…」
「別に捨ててもいいぞ…」
「いえ・・・それは…」
「まぁ~いい…ともかく行ってやれ」
氷室社長の言葉に背中を押された。
「君も凪良社長のコトを本気でスキなんだな…」
「でも・・・凪良社長は…」
「凪良社長だって…君のコトをスキだ…自分のコトよりも身重の君のコトばかり気にしている…傍から見れば…両片思い夫婦ってトコだな…」