妊娠前提マリアージュ~強面の海運王の身ごもり妻、赤ちゃんの誕生日が二人の離婚予定日~
「失礼します」
と私はノックと声掛けをして、匡貴さんの病室に入った。
「美晴か…」
匡貴さんはベットで上体を起こして、ベットサイドテーブルにノートパソコンを置いてキーを打っていた。
「仕事ですか?」
「まぁな…」
「何か飲みますか?」
「いや、いい…それよりも体調は大丈夫なのか?」
「大丈夫です」
「正史の話だと雪美さんは悪阻が酷くて、暫く入院していたと訊いた…姉妹だから…お前も酷いかと思ったが…美晴は大丈夫そうだな…」
ノートパソコンに見ていた切れ長の瞳が私の方を見た。
「大丈夫ですよ…」
と私はノックと声掛けをして、匡貴さんの病室に入った。
「美晴か…」
匡貴さんはベットで上体を起こして、ベットサイドテーブルにノートパソコンを置いてキーを打っていた。
「仕事ですか?」
「まぁな…」
「何か飲みますか?」
「いや、いい…それよりも体調は大丈夫なのか?」
「大丈夫です」
「正史の話だと雪美さんは悪阻が酷くて、暫く入院していたと訊いた…姉妹だから…お前も酷いかと思ったが…美晴は大丈夫そうだな…」
ノートパソコンに見ていた切れ長の瞳が私の方を見た。
「大丈夫ですよ…」