苺にはもうなれない
『真希、元気?
結婚式に参加してくれるってお知らせ、今日届いたよ。ありがとう!
今は式の準備であたふたしてるけど、落ち着いたらまたお茶でもしよーね』
……大学時代の友達だった。
「結婚……かぁー!」
メッセージを読み終わり、私はため息を吐いた。
25歳を過ぎると、友人知人の結婚話がチラホラ出てきた。
30歳を超えると、みんなどんどん結婚していくように思えた。
心底羨ましくて。
置いていかれる。
そんなふうに思ってしまう。
だけど。
私には心に決めた人がいる。
もう、ずっと前から。
結婚する相手は、優大がいい。
優大以外の人となんて、考えられない。
きっと優大だってそう。
私以外には、いないはずなんだ。
その証拠に、今まで1度だって優大に熱愛報道の類のニュースは流れていない。
私。
私こそが。
きっと優大に近い存在だから。
結婚式に参加してくれるってお知らせ、今日届いたよ。ありがとう!
今は式の準備であたふたしてるけど、落ち着いたらまたお茶でもしよーね』
……大学時代の友達だった。
「結婚……かぁー!」
メッセージを読み終わり、私はため息を吐いた。
25歳を過ぎると、友人知人の結婚話がチラホラ出てきた。
30歳を超えると、みんなどんどん結婚していくように思えた。
心底羨ましくて。
置いていかれる。
そんなふうに思ってしまう。
だけど。
私には心に決めた人がいる。
もう、ずっと前から。
結婚する相手は、優大がいい。
優大以外の人となんて、考えられない。
きっと優大だってそう。
私以外には、いないはずなんだ。
その証拠に、今まで1度だって優大に熱愛報道の類のニュースは流れていない。
私。
私こそが。
きっと優大に近い存在だから。