winter love
「彩奈!」

「錬!」

「えっ??」

「あっ、初めまして。
彩奈さんとお付き合いをさせて頂いています、
速水錬と申します。」

「母です。」

「弟の聡太です。
てか、誰かに似てません?」

「あー、すみません。メガネと帽子をつけたままで・・・」

『えぇー!?』

「2人とも静かに!!声が大きいよ!」

「ご、ごめん。
速水さんって、あの速水錬?」

「はい。なかなかご挨拶に伺えずすみません。」

「そ、そんなん大丈夫よ!
えーなんか信じられない。あの速水錬と彩奈がね!」

「さっき話した会社の話の時に助けてくれて、
私を1人にさせないように一緒に住んでくれてるの。」

「一緒に住んでるの?」

「はい。僕の家で一緒に暮らしています。」

「そうなの!同棲には驚いたけど、彩奈が1人じゃなかったってわかって安心した。」

「俺も安心したよ。ねーちゃんをよろしくお願いします。」

「こちらこそ、よろしくお願いします。」
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