地味子な私が猫被りな御曹司と無表情な同級生に溺愛されています。

「し、時雨くん!?」

朝、屋上で会った時雨くんだった。

「なんでここに…」

「…?俺がここに居たらダメなのか?」

た、確かに!でも、なんだか時雨くんは屋上に居るイメージが強いから違和感があるな…。

「だ、ダメじゃないよ!」

「…ん。…それ真彩の手作り?」

「あ。うん!」

おかずは夜に作っておいてお弁当に入れるのはお母さんがやってくれてる。だから朝も大丈夫だったんだよね…

「ふ~ん…」

時雨くんは私の腕を引き寄せて私が箸で掴んでいた卵焼きを食べた。

っ!?ち、ちかっ…

「ん。うまい。」

そう言うと時雨くんはペロッと舌なめずりをした。

っ!か、かっこいい…

『真彩の話聞く限りだと華杉くんにドキドキしてるでしょ?』

私はさっきの凛ちゃんの言葉を思い出してボンッと、顔が真っ赤になった。

~っ!凛ちゃんが変なこというから…

「…?真彩?どうした?顔赤いぞ?」

「な、何でもない!」

「でも、朝も赤かっただろ?やっぱり風邪引いてるんじゃないのか?」

うあぁ~!凛ちゃんにその事はバレたくなかったのに!

凛ちゃんの方をちらっと見ると凄くニヤニヤしていた。

「ほ、本当に大丈夫…」

もう!凛ちゃんに絶対からかわれる…



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