若旦那の恋は千鳥足
雰囲気はますます悪くなっていった。
どうしよう?
私のせいだ。
なんで、私、こんなにイライラしてるんだろう?
たいしたことじゃないのに。
「……僕は、本当に君のおかげで救われた。」
何?突然…
意味が分からず、私は俯いて、耳だけをそばだてていた。
「前にも言うた通り…
君がこっちに引っ越すなんて言わへんかったら、僕は一生、東京にしがみついてたやろな。
内心では帰りとうてしゃーないのに、あほみたいに必死で意地張って…
それって、ごっついしんどいことやったんやで。」
(柚希さん……)
「そのしんどい世界から、君は僕を救ってくれたんや。
君以外に、僕を救える者はきっとおらんかったと思う。」
そっか…
柚希さんは、ずいぶんと私に感謝してるんだね。
だから、私のことを良い人だって言うんだね。
「たまたまカフェで相席したこと…
すぐに君にプロポーズしたことは、ほんまに大正解やったわ。」
柚希さんはどこか照れ臭そうに微笑んだ。
そんな風に思ってもらえるのは、私だって嬉しいよ。
でも、嬉しい反面、辛いんだ。
感謝と愛情は別ものだもん。
あぁ、まただ…
諦めた筈なのに、私はまだ愛情を求めてる。
柚希さんからの愛情を。
諦めの悪い私自身に、イライラした。
どうしよう?
私のせいだ。
なんで、私、こんなにイライラしてるんだろう?
たいしたことじゃないのに。
「……僕は、本当に君のおかげで救われた。」
何?突然…
意味が分からず、私は俯いて、耳だけをそばだてていた。
「前にも言うた通り…
君がこっちに引っ越すなんて言わへんかったら、僕は一生、東京にしがみついてたやろな。
内心では帰りとうてしゃーないのに、あほみたいに必死で意地張って…
それって、ごっついしんどいことやったんやで。」
(柚希さん……)
「そのしんどい世界から、君は僕を救ってくれたんや。
君以外に、僕を救える者はきっとおらんかったと思う。」
そっか…
柚希さんは、ずいぶんと私に感謝してるんだね。
だから、私のことを良い人だって言うんだね。
「たまたまカフェで相席したこと…
すぐに君にプロポーズしたことは、ほんまに大正解やったわ。」
柚希さんはどこか照れ臭そうに微笑んだ。
そんな風に思ってもらえるのは、私だって嬉しいよ。
でも、嬉しい反面、辛いんだ。
感謝と愛情は別ものだもん。
あぁ、まただ…
諦めた筈なのに、私はまだ愛情を求めてる。
柚希さんからの愛情を。
諦めの悪い私自身に、イライラした。