フォンダンショコラな恋人
さらりと、なんて事を言うのだ⁉︎この人は‼︎
「っ……‼︎ そんな訳ないですっ!」
つ、連れ込まれたいとか、どんな女子よ?!
咄嗟にそう返したものの、倉橋が翠咲をじっと見ているのに気づく。
そう言えば、いつも打ち合わせや相談の時は、倉橋も翠咲も書類に目を落としている事が多くて、ほとんど目を見て話すことはない。
まして、こんな近い距離で顔を合わせるようなことは。
観察するでもなく、いつものような冷静すぎる雰囲気でもなく、凪いだような表情で自分を見てくるから翠咲はどうすれば良いか分からなかった。
タクシーの窓から入る外の光に照らされた横顔をなんとなく見る。
ああ、顔が整っていて綺麗な人なんだなとは思う。
さらりと柔らかそうな髪と、切れ長で涼し気と言う表現がピッタリの目元と、通った鼻筋、それに重ねて理知的な雰囲気に、なによりスーツの襟元のバッジは好きな人にはたまらないアイテムだろう。
一部の女性社員がイケメン弁護士だ!と騒いでいたのは知っている。
けれども印象が悪過ぎて、翠咲にはそんな風にも思えなかったのだが、やっぱり綺麗な人なのねと思った。
性格は別として、イケメンであることは認める。
「っ……‼︎ そんな訳ないですっ!」
つ、連れ込まれたいとか、どんな女子よ?!
咄嗟にそう返したものの、倉橋が翠咲をじっと見ているのに気づく。
そう言えば、いつも打ち合わせや相談の時は、倉橋も翠咲も書類に目を落としている事が多くて、ほとんど目を見て話すことはない。
まして、こんな近い距離で顔を合わせるようなことは。
観察するでもなく、いつものような冷静すぎる雰囲気でもなく、凪いだような表情で自分を見てくるから翠咲はどうすれば良いか分からなかった。
タクシーの窓から入る外の光に照らされた横顔をなんとなく見る。
ああ、顔が整っていて綺麗な人なんだなとは思う。
さらりと柔らかそうな髪と、切れ長で涼し気と言う表現がピッタリの目元と、通った鼻筋、それに重ねて理知的な雰囲気に、なによりスーツの襟元のバッジは好きな人にはたまらないアイテムだろう。
一部の女性社員がイケメン弁護士だ!と騒いでいたのは知っている。
けれども印象が悪過ぎて、翠咲にはそんな風にも思えなかったのだが、やっぱり綺麗な人なのねと思った。
性格は別として、イケメンであることは認める。