朝倉家の双子、恋をします!〜めぐり来る季節をあなたと〜
そうか……。
俺の方が泉に依存してたんだ。

早く手放さないと。
ずっとそう思っていた。

親友のためにも、妹に兄離れさせないと……と、上から目線で見ていたんだ、俺は。

でも、依存していたのは俺だったんだ。
妹離れ出来ていないのは、俺の方だったんだ。

「……真?
どうしたの? 私は嬉しいよ? 
……大丈夫?」

「あ……」

しまった。
俺の動揺が、泉に流れてしまった。

落ち着け………俺は、大丈夫だ。

「……まさか、環と宣にまで知られると思わなかったからさ。なんとも言えない気分だ。」

「フフフ、それもそうね!」

「ナコがにーちゃんの相手かー。
確実に尻に敷かれそうだな。
ま、頑張れ! 俺は嬉しいぞ!」

そう言えば、昔から宣は撫子に懐いてたな。

「私だって嬉しいわよ。
お兄ちゃんに、ナコちゃんを捕まえるだけの甲斐性があると思わなかった。
見直したわ」

「なんだと?」

「フフフ、まあまあ、落ち着いて。
真に浮いた話がなくて、皆んな心配してたのよ?」

「……」

「おめでとう!」

「……まだ付き合ってるわけじゃ……」

「じゃあ、ちゃんと言わないと」

自分のことは棚に上げてか?

「……お前だって……
いつまで京を待たせるんだ」

「……」
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