朝倉家の双子、恋をします!〜めぐり来る季節をあなたと〜
「バックハグって……それいつのこと?
あの、あれよね?
いつもユリウス・ケイがイズミにしてた…」

「そうよ!
私が亜希さんにすっごく綺麗にしてもらって、達矢さんの好きなイズミにそっくりになったのに、見向きもしてもらえなくて。
なのにあなたは達矢さんにバックハグしてもらってた! 」

なに?
……今の話、色々とツッコミどころ満載なんだけど。

兄を見やると、手が拳になってる!

真、キレないでよ〜〜

「……それって、私が中学の時のこと?
確かにたっちゃんに頼んでバックハグごっこしてたけど。」

バックハグごっこ!?

「えぇっ! あんなの見てたの?
あれは……気になったのよ。
好奇心ってやつ?
バックハグってされたらどんな感じかなーって。
私達の世代って皆んなそうじゃない? 
双子戦士を観てたら気になるもん。
だからって、私にそんな相手はいないし。
でもされてみたいし。
それでたっちゃんに頼んだの。
バックハグしてみて〜って。
お兄ちゃんだと思ってたから」

「……」

真が静かに耐えている。

「私が初めて出たジュニア用ドレスのショーで、あなたたちを偶然見かけたの。私がどれだけショックだったことか! 」

「……あー、あのぅ…ここにいる皆さん、誤解のないようお願いします。
ナコちゃんが言ったように、俺達は兄妹のようにジャレてただけですから〜」
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