朝倉家の双子、恋をします!〜めぐり来る季節をあなたと〜
「キャッ!……ちょっ…けぃ…ん…」

いつのまにか手を引いて寝室まで連れられて来た私を、ベットに押し倒し、口付けてきた。

「泉……」

「け……ん、あ…あんっ…」

あぁ、これダメ。火がついちゃう……。

「泉……可愛い。好きだ。
……抱いていい?」

京のココアブラウンの瞳が熱を孕んでいる。
少し垂れた目が優しく懇願する。

……反則だよ。好きな人にそんなこと言われて断れるわけない。
私だって本当は京が欲しい。

「もうっ!
……絶対に泊まらないから」

「うん」

「今日中に帰るから」

「うん。ちゃんと送る!」

「約束よ?
………フフフ……うん、私も好きよ?」

「泉っ! 」

あーあ。
結局このワンちゃんには弱いんだ。


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