【完結】不倫夫との離婚計画〜3ヶ月後に離婚します〜


 そして翌日、夫は何事もなかったのようにわたしに接してきた。

「おはよう、陽花。 昨日はごめんな」

「……別に。仕事なら、仕方ないから」

 もし殴ってもいいのだったら、一発今ここで殴ってやりたいくらいだ。

「やっぱり、怒ってるか?」

「……別に」

 怒ってる?……何言ってるの、この男は。当たり前のことを言うな。

「本当にごめんって。今日は早く帰るから」

 そんなことを言われて、信用できると思う?
 アンタの言うことなんて、わたしはもう信じないって決めたの。

「……そうやって言うけどさ、結局いつも残業でしょ」

「陽花……?」

 いつもと様子が違うわたしに、夫は戸惑っているようにも見えた。

「残業残業って、仕事ばかりね。……そんなに仕事が好きなら、もう二度と帰って来なくていいわ」

「陽花……。どうしたんだよ?」 

 わたしが冷たくそう告げると、夫は目を丸くして驚いたような表情を見せた。

「何が?」

 と夫を見ると、夫は「いつもの陽花じゃないぞ、今日……」と言ってきた。

「……はっ?」

「だって、陽花はいつも優しいだろ?」
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