【完結】不倫夫との離婚計画〜3ヶ月後に離婚します〜


「ただいま」

 姉の家に帰ったわたしは、姉が今日からまた仕事でいないため、一人で過ごすことになった。
 姉のいないこの家は、何だか一人だととても広く感じる。

「……お姉ちゃん、ありがとう」

 姉が背中を押してくれたおかげで、わたしは子供を産みたいと思えた。
 躊躇って悩んで、それでも答えを出せたのは、姉のおかげなのだ。 姉には感謝しかない。

「夜ご飯は、何を作ろうかな……」

 姉がいない分、一人だから何を作ればいいのかも分からない。
 いつもは夫と二人でご飯を食べていたから、必ず二人分で作っていた。一人になると、なんか分量が分からない。

 そんなことを考えていた時、夫から再び電話がかかってきたのだった。
 少し考えて電話に出るか悩んだけれど、出ることにした。

「……はい」

「あ、もしもし……陽花?」

 電話に出た瞬間の夫の声は、沈んでいるようにも聞こえた。

「……何?帰るつもりはないって言ったよね」

「ごめん、陽花……。でもやっぱり、俺陽花と離婚するなんて考えられないんだ。 やっぱり、ずっと一緒にいたいんだ……」

「……わたしの気持ちは」
< 82 / 139 >

この作品をシェア

pagetop