相思相愛マリアージュ(後)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
「失礼します…」
「んっ?歩?」
玲也さんの声で俺と花音は一斉に振り返った。
出入口に立っていたのは大手GMS『レオン』の副社長・神楽坂歩(カグラサカアユム)だった。
「久しぶり…俊樹」
「あぁ~」
彼もまた…父親同士が知り合いで、仲良くなった口だった。
「花音も久しぶり…」
「あ、はい・・・おさしぶりです…歩先輩」
一瞬僅かだけど、花音の肩がピクリと動いた。
俺は二人の間に漂う微妙な空気感に首を傾げた。
「先輩??」
「あ…俺達…同じ高校だったんだ・・・」
「へぇー…」
「歩もディナーか?」
「まぁな…あのスーパーモデル・ジェシカとな・・・」
「えっ!?」
玲也さんの表情が変わった。
「俺は何も訊いてないぞ…急いで…挨拶に行かないと…悪い…ちょっと行って来るから…適当に食べててくれ…」
玲也さんは慌てて歩の腕を掴んで個室から出て行った。
「んっ?歩?」
玲也さんの声で俺と花音は一斉に振り返った。
出入口に立っていたのは大手GMS『レオン』の副社長・神楽坂歩(カグラサカアユム)だった。
「久しぶり…俊樹」
「あぁ~」
彼もまた…父親同士が知り合いで、仲良くなった口だった。
「花音も久しぶり…」
「あ、はい・・・おさしぶりです…歩先輩」
一瞬僅かだけど、花音の肩がピクリと動いた。
俺は二人の間に漂う微妙な空気感に首を傾げた。
「先輩??」
「あ…俺達…同じ高校だったんだ・・・」
「へぇー…」
「歩もディナーか?」
「まぁな…あのスーパーモデル・ジェシカとな・・・」
「えっ!?」
玲也さんの表情が変わった。
「俺は何も訊いてないぞ…急いで…挨拶に行かないと…悪い…ちょっと行って来るから…適当に食べててくれ…」
玲也さんは慌てて歩の腕を掴んで個室から出て行った。