相思相愛マリアージュ(後)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
奏弥さんって見た目が若いから、独身だと勘違いされるコトが多々あった。

神楽坂夫人も奏弥さんのコト独身だと思っていた口ね。

でも、私は気を取り直し、赤ちゃんの様子につき、説明した。

「何か質問ありますか?」

「別にありません…」

「…そうですか…貴方も奏弥さんのコト、独身だと思っていましたよね…」

「はい…」

「すいません…」

私が謝ると神楽坂夫人が慌てた。

「いや…別に…私が勝手に思っていただけで…」

奏弥さんも京弥さんと一緒でモテ男なのに、自分は兄貴の黒子だと言って、いつも自信なさげだった。
でも、京弥さんが東亜を退職してから、奏弥さんの産科医としての評判は上々で、妊婦さんの間では大人気のはず。

私と離婚すれば・・・直ぐにまた…出逢いはあると思うのに。

彼は離婚は断固拒否した。

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