S系敏腕弁護士は、偽装妻と熱情を交わし合う

「ちょっ、朋くん、こんなのダメだってば! 誰かが来たらどうするのっ」
「ほんの数分だ。許せ」


じたばたもがくが、涼しい顔をしているくせに朋久はビクともしない。


「それに、誰が来たっていいじゃないか。俺たちは夫婦だ。それも新婚なんだから、イチャついていたって大目に見てくれるさ」
「だけどっ」
「どこか行きたいところは? 寒いからゆっくり温泉ってのもいいな」


朋久は本気で週末の予定を立てるつもりらしい。旅館とホテル、どっちがいい?と呑気に尋ねてくる。
しかし菜乃花は誰かがきたら大変だと気が気でなく、考えている余裕などない。


「ね、朋くん、せめて隣に座らせて。こんな体勢じゃ……」


朋久の膝に横座りさせられ、スカートの裾が太腿の上のほうにずり上がってくる。


「それじゃ、菜乃からキスしたら解放してやる」
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