情熱的なあなたに抱かれ私は甘い夢を見る~新人看護師は無敵な外科医にしつけられてます~
『どうぞ』


そう言って、部屋に招き入れてくれた。


いよいよ中に入るんだ…


広いポーチで靴を脱ぎ、1歩足を踏み入れる。


まるで未知のジャングルにでも入るみたいな緊張感に、帰るまで心臓がもつか心配になる。


廊下の奧まで進み、ドアを開けると…


目の前に広々とした明るいリビングが現れて、思わずため息がこぼれた。


『素敵…』


そこは、洗練されたオシャレな家具が置かれている、清潔感溢れるオシャレな空間になっていた。


アロマディフューザーから良い香りがしている。


男性の部屋?って思うくらい綺麗に片付けられてて、さすが蒼真さんだと思った。


『あの、この階は1部屋しかないんですか?』


『ああ』


『すごいですね、本当に』


『ここはホワイトリバーの不動産だから』


『えっ、そうなんですか?こんな立派なマンションなら高いんじゃないかなって思ってました。ご実家の持ち物なんて素敵ですね』
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