極上な結婚、しよ?
第1章
プロローグ
「――醍醐くんっ待って……」
「待たない、ずっと待ってたんだから」
着ていたワンピースは床に落ちて身に纏っているのはブラジャーと下着だけになる。
「先生がこんなに可愛いなんて知らなかったよ」
「んっ……そんな、」
彼の手が私の後頭部に触れると再びキスが降り注ぐ。
「んんっ」
キスと同時に片方の手で耳、首元、鎖骨に触れるとゾクゾクっとして力が入らなくなる。彼と目が合い、まるで獣のような目をしていてあの頃の彼はどこにもいないんだと実感した。
「……ぁっ」
「先生」
「ひゃっぁ」
彼に横抱きにされ、ベッドの上に仰向けに着地した。すると、彼の手が胸に触れブラジャーの上からゆっくり揉んだ。ブラジャーと肌が擦れて甘い声が漏れる。
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