エリート弁護士は、ショコラティエの彼女を独占欲で満たしたい。
告白


 目が覚めた時には外は明るかった。私は天井を眺め見たことのない天井だなぁと考えて起きあがろうとすると何かにギュッと掴まれていて動けない。
 その方向を見ると腰には誰かの腕が回されているのが見えてしかもそれは八神さんだった。

 え、もしかして私……八神さんと?いやいやいや、私なんてそういう対象にはならないよ。ただチョコレートのファンってだけで。


「……んぅ……」


 彼の声が聞こえて「八神さん、起きましたか?」と問うとまだ起きそうにない。


「八神さん……ちょっと、離れて」

「んんー……」


 八神さんから逃げようと動こうとするとぎゅっと抱きつかれる。諦めようとしたら彼の手が上に上がってきた。そして私の胸に彼の手が触れた。思わず声が出そうになるが口を噤み声を我慢する。

 すると、彼の手はゆっくりと動き刺激する。まるで私の敏感なところを知っているような手つきだ。私も昨夜の記憶はないのに感覚だけ覚えていた。やっぱり、してしまったんだ。

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