先生×アタシ×先生

体調不良

次の日。今日は一般教科だけ。

1日中歌乃は自由時間と言うわけだ。

でも今日はなんだか元気がなさそう。



体がだるい、食欲もない。

あんなに大好きな天丼。

今日は食べたいとは思わない。


「ウタ体調悪いの?」

「うーん、なんか頭痛いし、だるい。ちょっと気持ち悪いかもっ。」

「保健室行く??」

「大丈夫〜。」

「ウタ、強がらないで、行くよ!!」

「も〜、最近奏、強引なんだから!!笑笑」

奏に引っ張られ、保健室に向かう。

「失礼します〜」



「歌ちゃんどうした??」

「マキちゃん!大丈夫だーって言ったんだけど奏が保健室行こうってうるさくて!」


ニコッと笑うと奏は教室に戻って行った。


「歌ちゃん顔色悪いよ…どこが辛い?熱測ってみよ」

「え、いいよ、」

「早く!これ脇に挟んで!」

渋々挟んだ。



「…ピピピピピピ」

体温計が鳴り、数字を見ようとすると、先に牧子に抜き取られた。

「37.1℃!!ほーら、熱あるじゃん!今日はもう帰りな!!」

「歌ちゃんお家まで2時間かかるんだよね?大丈夫?」

「電車で寝て帰るから大丈夫〜!」

「ほんと?気をつけてね?」

「うん!」

なんだか熱があるとわかるとますます体がダルくなった。

電車に揺られて帰る。

座ってるのがキツくなってきた。
あと20分で着く。




ようやく家に着き、勢いよくベッドへ横たわる。
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