私達は結婚したのでもう手遅れです!
二度見したけど、どこからどうみても新婚旅行って書いてある……
目をこすってみたけど、もちろん字が変わるわけがなかった。
どういうことですか……?

「もしかして、私が嶋倉建設の社員旅行先を選ぶんですか?」

「どこをどうみたら、社員旅行に見えるんだ?俺と羽花の新婚旅行に決まっている。旅行期間は二週間だ―――もしかして羽花……」

「はいっ!」

わぁー!やっと気づいてくれた?
そう、仕事、仕事ですっ!
私に秘書っぽい仕事をいただきたいです。
キラキラした目で冬悟を見つめた。

「その中に行きたい場所がなかったとか?」

バサッーとそのパンプレットの山の中に倒れこんでしまった

「ちっ、違いますっ!私は仕事にきたんです。新婚旅行を選ぶためじゃありません……」

涙目になっていると、仙崎さんがやってきて、南の島のパンフレットをスッと私に差し出した。

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