闇夜ヨルの恐怖記録 5
「あら、本当! 不思議な植物ね」


「すごいよね。私が演奏をすると育つんだよ」


それが嬉しくて、興奮した感じになってしまった。


でも家でそう何度も練習することはできない。


いくら一軒家と言えども、ご近所さんのことも考えないと。


アサミはじーっと緑の葉を付けた植物を見つめて、またチョンッと指先で触れてみたのだった。
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