愛して、芹沢さん
そんなことよりも、わたしなんかじゃ芹沢さんの相手は一生できない。


そもそも釣り合ってもないしね。



うん…やっぱりちゃんとお断りしないと。


って、この1ヶ月で芹沢さんのほうがもう無理になってるかもだし。



1ヶ月もあれば、正気に戻れているはずだから、わたしに告白したこと、今頃後悔してるんじゃないかな。




「だとしたらちょっとショックでもあるけど」


その時、___


ピンポーンッ!……



部屋中に響いたチャイムに驚く。


誰?宅配かな?



モニターに目をやるなり固まる。



「っ…なんで…」


モニターを見たまま固まっていると、もう一度チャイムが鳴った。
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