アクセサリーは 要りません
打ち合わせも終わり、家へ帰って山口先生にメッセージを送ったら、直ぐに電話がかかってきた。

「おかえり。遅かったね」

「ふふふ、ただいまです。
石川先生と打ち合わせしていました」

「なんだ?あの鬼指導教官」

「鬼じゃないですよ、
だって千里さんと会うのを
セッティングくださったんですよ」

「は?」

「え?だって千里さん一緒だし
外でランチだし大丈夫でしょ?」

「俺も行く」

「え?」

「石川っちには俺が言うから大丈夫」

「え?」

「え?行かない方が良い?」

「ううん、来てくれたら心強い」

「分かった。で、今日どうする?」

「遅くなっちゃったし、
今家にあるものでも良い?」

「何買おうとしたの?」

「お魚とか?フルーツとか」

「分かった、
じゃあ、俺それ担当する。
それ以外よろしく。
あと、お茶も俺持っていくから」

「はい、じゃあ、明日」
< 116 / 347 >

この作品をシェア

pagetop