アクセサリーは 要りません
知っていくことが、知ってもらえることが嬉しくて楽しい。でも、言えない事があるのが心苦しい。他から耳に入るのだけは避けたいけれど、告げるのはもう少し後の方が良い。俺のわがままだ。

「は?」

「え?違うんですか?」

半分、考え事をしていたけど、なんて言った?今。

「ちょっと整理しよう。
渡り廊下で佇んでいたら
体育の先生が来た?」

「違うよ、
短パンのジャージだから
体育の先生かと思ったら
寮のスタッフだったの。

で、2,3年寮の福岡さんって
自己紹介なさったの。
去年も2,3年ハウスだったから
3年生の情報お教えできますよって。
だから休みの日にご飯でも行って
情報共有しましょうって言われて」
< 119 / 347 >

この作品をシェア

pagetop