アクセサリーは 要りません
「伊吹くん、

私、好きって気持ちだけで、
10年とか先の事を考えた事
なかったのね。
でも、今、想像してみたら、
一緒にいて笑い合いながらお喋り
しているところが思い浮かんで、
嬉しそうに笑っている
伊吹くんと私がいる。

だから、私も伊吹くんと
結婚したいです」

「惠美里、うん、結婚しよう。
一緒に笑って過ごそうなぁ

あ、そうだ、それ開けて。」

惠美里は、箱にかかる白いリボンを解いて、箱を開けた。

「きれい、、、」

俺は指輪を取りだし、惠美里の左薬指に入れた。サイズもぴったりで良かった。
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