ふんわり王子と甘い恋♡



「、道、合ってる、?」

「ハイ、……あって、マス、……」

「、よかった、」



だって夢なら、きっと自転車で向かうところは家じゃない。


もっと非現実的な、おかしなところに向かうはず。


家、なんて……夢なわけない。



ずっとずっと続けばいいと……願ってしまうような時間。


このままずっと続いたら、それはやっぱりフワリくんにとっては迷惑かな。


ただ傍にいたいから……一緒にいたいから、そう願う私は、子供。


それでも願わずにはいられない。


好きだから。


大好きだから。


願わずには……いられない。



目を……もう1度ぎゅっと瞑ったのは、どうしてか泣きそうだったから。


好きすぎて。


緊張しすぎて。


この時間が……苦しくて、嬉しくて……


どうしてか、薄らと涙が滲む。


滲んだ涙を拭いたいけど、腰に回す腕を離すタイミングもわからないから、なにも出来ない。


だから一生懸命、これ以上滲まないように、堪えた。


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