真夜中に恋の舞う



「今日、行く!」

「やったー、ジョーくんにも言っておくね」



尋くんには、『友達と遊んで帰るから大丈夫。家着いたら連絡します』と返信して、スマホを閉じた。




「昨日ぶりだね、萌乃ちゃん。あの後大丈夫だった?」




相変わらずにこにこしているジョーくん。「まあ、何とか」と苦笑いすると、察したように眉を下げて笑った。





「ごめんねー、何か俺のせいで。でも今日も遊んじゃって大丈夫?」


「大丈夫です!もういいので!」


「なるほど、犀川も大変だね」





くすくすと笑っているジョーくんは、自分で言っているだけあってUFOキャッチャーがすごく上手だった。

私とはるちゃんが大好きな困り顔のくまのぬいぐるみもすぐに取ってくれた。






「可愛い〜!」

「ありがとうジョーくん!」




最後は3人でプリクラを撮って解散した。

今日のジョーくんはただ楽しい友達で、とても悪い人には思えない。けれど、犀川くんのことを何か知っているのは確かで、よりみんなのことがわからなくなってしまった。






< 91 / 166 >

この作品をシェア

pagetop