アクセサリーは婚約指輪だけ
「そうね。山口先生はまだ
お時間大丈夫ですか?」

「はい、ご一緒させてください。
ではお荷物お預かり致します」

「ありがとう。お願いします。
今朝、羽田で言われた
旅客係員よりスマートね」

「いっいえ。

宇部先生と一緒に
後部座席に座られますか?」

「惠美里はいつも
どこに座っているの?」

「助手席に座ってる」

「じゃあ、私だけ後ろに
乗せて頂いても良いかしら?」

「はい、こちらからどうぞ」

「あら、
ドアを開けてもらえるなんて。
紳士ね〜」

とりあえず車を出発させた。ふんわり癒し系の惠美里と違って、お母さんは鋭い。威圧感はないけれど、気を抜くと大変な目に遭いそうだ。
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