ハーフな俺。後編(完結)
教室まで、鞄をとりに行こうとすると、
陸が教室前で立っていた。
「ほらっ、行って来いっ!」
そう言って俺の鞄を俺に押し付けた。
「先生には、体調不良って言っておいたから、
ほらっ、ばれる前に行けよっ!」
陸はそう言って教室に戻っていった。
俺はそのまま学校を出て駅に向かって走った。
駅に着き、行き先の切符を買う。
一度前に行っただけなのに、
母親の家までの道も、はっきりと覚えていた。
今回は、前回とは違って恐いという気持ちは無かった。