世界が終わるとき、きみを見つける
高校三年生、夏。 side日音

先輩の空気


吹くんとの初めての合奏。

いつも道理の基礎合奏を少しだけ面倒くさいなと思いながらいつも道理吹く。

気が付くと、コンクール曲の合奏。

一年生何人かが音楽室から出て、自分の練習をしにパートの部屋に戻っていく。

残ったコンクールメンバーの一年生は少し緊張している様子だった。

吹くんも少し緊張している。

先生が指揮棒を振り上げて、ブレスの音。

曲が、さくらのうたが始まる。

吹くんが途中から入ってくる。

大丈夫、いい感じ。ちゃんと入れてる、吹くんの音楽が紡ぎだされていく。

少し長めの休みの小節。

吹くんが楽器を下す。
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