双子の貞子ちゃん
6





今どきこんなものがあるのかと思う。


冷たいコンクリートに手足を縛られて、おまけに壁と鎖で繋がれ、床に転がされてる私



ここはいわゆる牢屋

陽も当たらない地下にあり、近くに人はいないが、1日1回やって来る。




質素な食事と、薬を持って。





手が使えないため、食事はパンを無理矢理口に詰められる。
1人がパンを押しつける間に、もう1人が注射器を腕に刺す。



そこからの記憶はあまりない。
ただ気分が良くなって、ふわふわしてる。



< 208 / 241 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop