再会したのは、二度と会わないと誓った初恋の上司
休み明けの月曜日は外来も混雑する。
元々の予約に加え週末救急にかかった患者さんの予約も入っているし、月曜を待って受診しようとする飛び込みの人も多いから、油断するとお昼を食べそこなうことだって珍しくはない。

「先生、次の患者さん呼んでもいいですか」
「はい」

外来が始まり時間がたっても患者は増える一方で、いくらやっても終わりが見えない。

診察をし、薬を出し、検査のオーダーをして、結果を説明し、次の予約をとる。
流れ作業のようにさばきながら、私は黙々と働いていた。
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