天空の姫Ⅱ ~二人の皇子に愛された娘~


どんどん思い出は私に見せては消えていく。


『「愛したことなど一度もない」』


その映像が見えた瞬間、ズキッと心が痛んだがすぐに消えた。


なんだったんだろう。


背中も痛い気がする。


どこかで怪我をしたのかしら。どこで怪我したのかしら。


私はどこからきたのかしら。


私の名前は…。私の家族は…。


もう何もわからない。


暗い水の中、私は静かに目を閉じた。


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