【完結】Liar-ライアー-
もしかして、鳴海が来るまでの時間稼ぎしてた?
「陽菜、呼んでくれてありがとう
昴なのが気に食わないけど、ちゃんとすぐに電話できてえらいね
おかげですぐに来れたよ」
寝転がったままの私をそっと横抱きにして立ち上がる
「なる、、、み、あのね、、、お母さんは、、、殺さな、、いで」
「わかった、約束する」
おでこを合わせて、優しく笑う鳴海を見て、ほっとしてそのまま意識を手放した