【完結】Liar-ライアー-
04.
結局鳴海は私が退院するまで1度も病室には来なかった
久々に顔を見たのは退院した日の夜
植田さんに退院の手続きをお願いして、車で送って貰って、鳴海が帰ってくるまで昼からずっと1人で過ごしていた
夜ご飯を食べて眠くなるまで読書をしようと思ってリビングのソファーで本を読んでいた時に、鳴海が帰ってきた
「陽菜、ごめんね
仕事終わらなくて」
「ううん、いいよ」
「明日夜からだからさ、それまで家いるから
午前中に指輪買いに行こう」
「寝てていいよ?」
明らかに疲れた様子と目の下のくま
寝てないだろうし、多分ご飯もろくに食べてないんじゃないだろうか
久々に顔を見たのは退院した日の夜
植田さんに退院の手続きをお願いして、車で送って貰って、鳴海が帰ってくるまで昼からずっと1人で過ごしていた
夜ご飯を食べて眠くなるまで読書をしようと思ってリビングのソファーで本を読んでいた時に、鳴海が帰ってきた
「陽菜、ごめんね
仕事終わらなくて」
「ううん、いいよ」
「明日夜からだからさ、それまで家いるから
午前中に指輪買いに行こう」
「寝てていいよ?」
明らかに疲れた様子と目の下のくま
寝てないだろうし、多分ご飯もろくに食べてないんじゃないだろうか