ウソツキハート
目を開けると、部屋は明るい光に満ちていた。
カーテンの隙間から入る日差しは、すっかり暖かい。
横には、まだぐっすり眠るあらたがいて。
悪い夢は、見なかったのかな。
なんて、嬉しくなったりして。
コーヒーでも淹れて、あらたが起きるのを待っていよう。
あらたを起こさないように、静かに起きあがる。
と、
「言っただろ。俺から離れんな。」
長い腕に絡み取られる。
「ちょ、あらた。コーヒー淹れるから離して。」
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